2009年01月10日
テナガコガネ大図鑑 ver.3.00
~85%完成 作成中~
<new>09/1/10セラムドウナガ画像追加
2010年までには完成するとは思います。
これは
今年08年に入り綾瀬がウン万円つぎ込んだ成果です。
結果14種中7種が集まりました。法律がある為かあまりテナガコガネに関する情報がありません。
そこで大図鑑を作成し解説を交えて紹介していきたいと思います。
―プロローグ―
テナガコガネは2006年2月1日より、Cheirotonus属が特定外来生物法により
売買、飼育、運搬が出来なくなりました。(第一次テナガ規制)
2006年7月18日よりPropomacrus、Euchirus属が新たに特定外来物に指定され事実上は
テナガコガネ全種が売買、飼育禁止になる。(第二次テナガ規制)
↓違反するとどうなるか?
外来生物法(環境省HP)
テナガコガネ属 Cheirotonus
マクレイテナガコガネ Cheirotonus macleayi - ミャンマー~インド
・解説・レア度★★★
比較的、広範囲に生息。やや小型。
体色はタイワンテナガと酷似しているが前脚中部の突起が長い
また、前脚はグリーン~レッドに発色する。
ヤンバルテナガコガネ Cheirotonus janbar - 沖縄本島
・解説・レア度★★★★★★
日本最大の甲虫。沖縄やんばるにみの生息。1983年9月15日に発見され
1984年6月20日に記載、1985年5月14日に国指定天然記念物に指定
体色はヤンソニーと酷似。系統的に近いと考えられる。最大65mmほど
―野外の生体―
幼虫はシイ、カシ、イタジイのウロに溜まった腐食物を食べ加齢し成虫になるまで3~4年
かかる。9月頃に蛹化、羽化し翌年7~8月に活動を開始する。
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ヤンソンテナガコガネ Cheirotonus jansoni - 中国~ベトナム
・解説・レア度★★★
かなり広範囲に生息しているため個体差が多い。
上記個体のように同産地(ベトナム・カオバン)でも前胸部がレッドタイプ、グリーンタイプの個体がいる。
黄紋も個体によってさまざま基本はエリトラに黄紋ラインが入る個体が多い。
70mmを超える大型の♂も採集されている。
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タイワンテナガコガネ Cheirotonus formosanus - 台湾
・解説・レア度★★★
台湾では国指定天然記念物。個体数は多い。
個体差は多少あるがほとんどがこのタイプ。野外では灯火に良く集まり
よく採集される。近年は標本の入手も困難なって来ている。
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マレーテナガコガネ Cheirotonus peracanus - マレー半島
・解説・レア度★★
マレーでも比較高地に生息するため個体が少ない。個体差はあまりない。
現地ではホテルなどの外灯によく集まりそれが採集される。
C属では一番、原始的な体系、体色をしている。
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バタレールテナガコガネ Cheitrotonus battareli - ベトナム
・解説・レア度★★★
ベトナム北部に生息。光沢が強い。
ゲストロイと混同しているため判別が難しい。
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ゲストロテナガコガネ Cheirotonus gestroi - ベトナム~タイ
・解説・レア度★★
広範囲に分布。個体差も多い。産地によっては亜種とされるものもいるらしく
判別は難しい。また、多種と混生しているため交雑の可能性もある。
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ゲストロテナガコガネ.ssp Cheirotonus gestroi .ssp - ベトナム ダラット
・解説・レア度★★★
謎の南ベトナム産テナガ。おそらくゲストロイと思われるが♀が全く違う
もっと多くの個体を見れば差がわかるかもしれない。
※今回はsspとしましたがおそらくゲストロイです。
追記:学名Cheirtomus gestroi corompti ゲストロイ(コロンプティテナガコガネ)亜種らしいです。
パリーテナガコガネ Cheirotonus parryi ‐タイ~インド
・解説・レア度★★★
普通種で広範囲に分布。体色はマレーと酷似しているが前脚中部の突起が長い
マクレイと混生している。標本を探してもあまりない。
フジオカテナガコガネ Cheirotonus fuziokai ‐中国
・解説・レア度★★★★★
最北端に生息しているテナガ。数が少なく標本もほとんどない。
絶滅の可能性もある。
ヒメテナガコガネ属 Propomacrus
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ヒメテナガコガネ Propomacrus bimucronatus - トルコ
・解説・レア度★★★★
テナガ最小種。体色は赤みを帯びた黒色。
古い図鑑では絶滅したと記載されている。そのため数は少ないと思われる。
ダビィドテナガコガネ Propomacrus davidi - 中国
・解説・レア度★★★★★
ヒメテナガと比べるとやや大型。体色は茶褐色で体毛は少ない
標本ですら珍品で10数万円はする。ラベルも古く近年は採集されなていない。
ドウテナガコガネ属(クモテナガコガネ属) Euchirus
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セスジドウナガテナガコガネ Eucheirus dupontianus - ミンドロ島
・解説・レア度★★★★
産地によって体色に違いがある。上羽は黒とオレンジの縦スジが入る
稀に黒化型の個体がいる。数は少ないようである。
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(セラム)ドウテナガコガネ Eucheirus longimanus - セラム島
・解説・レア度★★★
テナガ最大種でオスは80mmを超える。体色は茶褐色。個体差はあまりない。
セレベス(スラウェシ)の個体は亜種とされている。数は少なくない。
<new>09/1/10セラムドウナガ画像追加
2010年までには完成するとは思います。
これは
今年08年に入り綾瀬がウン万円つぎ込んだ成果です。
結果14種中7種が集まりました。法律がある為かあまりテナガコガネに関する情報がありません。
そこで大図鑑を作成し解説を交えて紹介していきたいと思います。
―プロローグ―
テナガコガネは2006年2月1日より、Cheirotonus属が特定外来生物法により
売買、飼育、運搬が出来なくなりました。(第一次テナガ規制)
2006年7月18日よりPropomacrus、Euchirus属が新たに特定外来物に指定され事実上は
テナガコガネ全種が売買、飼育禁止になる。(第二次テナガ規制)
↓違反するとどうなるか?
外来生物法(環境省HP)
テナガコガネ属 Cheirotonus
マクレイテナガコガネ Cheirotonus macleayi - ミャンマー~インド
・解説・レア度★★★
比較的、広範囲に生息。やや小型。
体色はタイワンテナガと酷似しているが前脚中部の突起が長い
また、前脚はグリーン~レッドに発色する。
ヤンバルテナガコガネ Cheirotonus janbar - 沖縄本島
・解説・レア度★★★★★★
日本最大の甲虫。沖縄やんばるにみの生息。1983年9月15日に発見され
1984年6月20日に記載、1985年5月14日に国指定天然記念物に指定
体色はヤンソニーと酷似。系統的に近いと考えられる。最大65mmほど
―野外の生体―
幼虫はシイ、カシ、イタジイのウロに溜まった腐食物を食べ加齢し成虫になるまで3~4年
かかる。9月頃に蛹化、羽化し翌年7~8月に活動を開始する。
ヤンソンテナガコガネ Cheirotonus jansoni - 中国~ベトナム
・解説・レア度★★★
かなり広範囲に生息しているため個体差が多い。
上記個体のように同産地(ベトナム・カオバン)でも前胸部がレッドタイプ、グリーンタイプの個体がいる。
黄紋も個体によってさまざま基本はエリトラに黄紋ラインが入る個体が多い。
70mmを超える大型の♂も採集されている。
タイワンテナガコガネ Cheirotonus formosanus - 台湾
・解説・レア度★★★
台湾では国指定天然記念物。個体数は多い。
個体差は多少あるがほとんどがこのタイプ。野外では灯火に良く集まり
よく採集される。近年は標本の入手も困難なって来ている。
マレーテナガコガネ Cheirotonus peracanus - マレー半島
・解説・レア度★★
マレーでも比較高地に生息するため個体が少ない。個体差はあまりない。
現地ではホテルなどの外灯によく集まりそれが採集される。
C属では一番、原始的な体系、体色をしている。
バタレールテナガコガネ Cheitrotonus battareli - ベトナム
・解説・レア度★★★
ベトナム北部に生息。光沢が強い。
ゲストロイと混同しているため判別が難しい。
ゲストロテナガコガネ Cheirotonus gestroi - ベトナム~タイ
・解説・レア度★★
広範囲に分布。個体差も多い。産地によっては亜種とされるものもいるらしく
判別は難しい。また、多種と混生しているため交雑の可能性もある。
ゲストロテナガコガネ.ssp Cheirotonus gestroi .ssp - ベトナム ダラット
・解説・レア度★★★
謎の南ベトナム産テナガ。おそらくゲストロイと思われるが♀が全く違う
もっと多くの個体を見れば差がわかるかもしれない。
※今回はsspとしましたがおそらくゲストロイです。
追記:学名Cheirtomus gestroi corompti ゲストロイ(コロンプティテナガコガネ)亜種らしいです。
パリーテナガコガネ Cheirotonus parryi ‐タイ~インド
・解説・レア度★★★
普通種で広範囲に分布。体色はマレーと酷似しているが前脚中部の突起が長い
マクレイと混生している。標本を探してもあまりない。
フジオカテナガコガネ Cheirotonus fuziokai ‐中国
・解説・レア度★★★★★
最北端に生息しているテナガ。数が少なく標本もほとんどない。
絶滅の可能性もある。
ヒメテナガコガネ属 Propomacrus
ヒメテナガコガネ Propomacrus bimucronatus - トルコ
・解説・レア度★★★★
テナガ最小種。体色は赤みを帯びた黒色。
古い図鑑では絶滅したと記載されている。そのため数は少ないと思われる。
ダビィドテナガコガネ Propomacrus davidi - 中国
・解説・レア度★★★★★
ヒメテナガと比べるとやや大型。体色は茶褐色で体毛は少ない
標本ですら珍品で10数万円はする。ラベルも古く近年は採集されなていない。
ドウテナガコガネ属(クモテナガコガネ属) Euchirus
セスジドウナガテナガコガネ Eucheirus dupontianus - ミンドロ島
・解説・レア度★★★★
産地によって体色に違いがある。上羽は黒とオレンジの縦スジが入る
稀に黒化型の個体がいる。数は少ないようである。
(セラム)ドウテナガコガネ Eucheirus longimanus - セラム島
・解説・レア度★★★
テナガ最大種でオスは80mmを超える。体色は茶褐色。個体差はあまりない。
セレベス(スラウェシ)の個体は亜種とされている。数は少なくない。
Posted by 綾瀬 at 23:00│Comments(0)
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